株式会社第三者評価機構

東京都 放課後児童クラブ 福祉サービス第三者評価

放課後児童クラブ第三者評価受審推進事業が令和3年度からスタートしました。国も東京都も補助金の準備がありますが、 支給については市区町村が予算化くださり、三位一体の補助金運用とする必要があります。 なお、東京都は放課後児童クラブについては他の道府県同様「国基準で実施する」として東京都福祉サービス第三者評価に本事業を組み入れていません。そこで、当機関では東京都の放課後児童クラブの第三者評価のみ、 厚生労働省(全国社会福祉協議会作成)の評価指針に基づく評価シートを使用、公表は本ホームページでおこなうこととしています(区市が「機関でおこなわなくてよい」とした場合は区市に一任)。 また評価調査者については「全社協の評価シートを使用する」ことを考慮して、東京都の認定者に加え他県の認定者(全社協の評価項目を熟知している者)で構成、品質 をさらに担保することも当機関の場合は可能です(市区町村が希望、または許容した場合)。
なお、都内の放課後児童クラブにおいては国基準を採用せず、独自基準で取組むケースも見られるため、ここではあらためて国基準について解説いたします (東京都は国基準で取組まない場合は補助金を支給していません)。

  1. 国基準の項目は63あります
    評価シートには「共通評価」と「内容評価」の2種類があります。
    「共通評価」は45項目(1~45)あり、主に経営・運営的な事で構成されていて、他の福祉サービス種別と概ね同じ内容ですので「共通」と呼びます。 ※32番は評価外
    「内容評価」は18項目(A①~A⑱)で、当サービス種別に特化した内容となっています。
  2. 国基準のabcには定めがあります
    各項目に対し、着眼点が4~6程度あり、そこに向けて記述で自己・他者評価をおこない、項目毎にa.b.c.をつけます。「できている(不足がない)」場合はb.となり、 多くの事業所はb.の状態であると考えられます。また数は少ないものの、「できていない点もある(不十分である )」場合はc.、「十分できていて、手本となるべき状況にある」場合はa.との物差しで評価します。
厚労省が示している判断基準(a.b.c.)の考え方
よりよい福祉サービスの水準・状態、質の向上を目指す際に目安とする状態
aに至らない状態、多くの施設・事業所の状態、「a」に向けた取組みの余地がある状態
b以上の取組みとなることを期待する状態

※国基準で実施していない評価結果と国基準のものでは評価項目、着眼点、評価手法が異なっていますので
比較することのないようご注意ください

1 事業の趣旨

放課後児童健全育成事業をおこなう者における第三者評価の受審を推進するため、当該評価の受審に必要となる費用を補助することにより、放課後児童健全育成事業の質の向上を図り、児童の安全・安心な居場所を確保するとともに、次世代を担う児童の健全な育成に資することを目的とする。

2 実施主体

東京都においては東京都福祉サービス第三者評価の運用と別とする。市区町村が国、都と同様に補助を用意した場合には、本事業の実施主体は市区町村となる。補助を受けず1事業所が全額負担する場合、実施主体は受審事業所となる(その場合、制度の特性を鑑み管轄行政への事前連絡並びに報告をおこなうことが適切であると思われる)。

3 事業内容

放課後児童健全育成事業をおこなう者が「放課後児童健全育成事業における第三者評価基準ガイドラインについて」(令和3年3月29日付け子発 0329 第8号子ども家庭局長、 社援発 0329 第 36 号社会・援護局長通知)等に沿って、第三者評価を適切に実施することが可能であると市区町村が認める第三者評価機関による評価(市区町村が委託等によりおこなわせるものも含む。) を受審するために必要となる費用は国、都、市区町村の3者から補助される。なお、受審結果についてはホームページ等により広く公表することが求められる。

4 留意事項

  1. 評価機関との間の契約書等により、当年度に第三者評価の受審や結果の公表がおこなわれることが確認できる場合に本事業の対象となること。
  2. 第三者評価の受審は3年に一度程度を想定しており、同一の放課後児童健全育成事業をおこなう者に対しては、当該補助をおこなった年度から3年度間は再度の補助はおこなえないこと。

5 費用

  1. 一つの事業所につき3年の期間を以て、国、都が補助金を用意しており、加えて市区町村が同様に補助する場合に支給される。※市区町村が用意しなかった場合には国、都の補助金は発生しない。
  2. 市区町村等は、本事業を実施するために必要な経費として、保護者から徴収した額を充当してはならない。

6 評価実績

≪令和3年度結果≫

No.種別名称公表設置主体所在地
1放課後児童クラブ学童クラブ子どもの森報告シート PDF

学校法人子どもの森

稲城市



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